ビジネス英語

結局、英語はどのくらいのレベルが必要?

勝間和代さんの英語に対する考え方

先日勝間和代さんのYoutubeを見ていて、ピピっと感じる動画がありました。

動画そのものは1年前のものですが、「あなたに英語は本当に必要ですか?」という内容。

内容に対するコメント欄も様々な意見があって、興味深いものでした。

 

 

日本に住んでいる限り、

仕事でプロフェッショナルな英語の仕事に就いていない限り、

それほど高い英語力は必要ないと私は思っているので勝間さんの考えに賛成できます。

 

現在英語を使用して外資系の会社で仕事をしていますが、

英語が嫌いでなければ誰でもなんとかやっていけると思います。

嫌いでさえなければ外国本社の人ともコミュニケーションを取ろうとするものですし、

ネット翻訳を利用することもできるので、

例えば英語メールを書くときにわからなければ調べればよいのです。

仕事で必要だと思えば、英会話スクールで勉強する気も出てきます。

 

もちろん高い英語力があれば調べる時間が減るので、効率はよいとは思いますが、

それほど高いレベルでなくても、英語以外の仕事力そのもののほうがずっと大事です。

言語に関係なく、

自分の意見がきちんと言える、

専門的なスキルがある、

コミュニケーション力が高い、

等です。

子供への英語教育

勝間さんは子供へのバイリンガル教育についても動画のなかで触れていました。

子供に本気で英語を学ばせたいのであれば留学が必要であると言われていて、

そしてその子供の留学の犠牲になるものは日本語の思考回路であると。

 

私は息子が5歳の時に留学しました。

なぜ5歳の時だったかというと、

子供が身の回りのことを一人でできるようになった時がよい、

自我を持ち、自分の意見が言える年齢に達している時がよい、

小学生低学年前に日本へ帰国したい、

という理由からでした。

 

留学は私自身のためでしたが、留学時期だけは子供の年齢に合わせることに決めていました。

子供が2,3歳の頃から留学を考えていましたが、

5歳まで時期を待ったのです。

そして、それで成功したと思っています。

 

息子は英語を知らずにカナダの生活に飛び込むことになりました。

滞在中は日本語を完全に忘れてしまったため、当時息子の頭の中がどうだったのかはわかりません。

寝言が英語であることや一切日本語が口に出てこなくなったこと、

日本語で話しかけても意味が分からない様子を見ると、

おそらく息子の頭の中は英語の思考回路だったかもしれません。

日本へ帰国してしばらく経つと徐々にではありましたが問題なく言葉が日本語へ移行し、

言葉ももたつかず出るようになったことを考えると、

特に思考に大きな影響はなかったようです。

 

日本語、英語どちらでもよいのだけれど、

日本に住む以上は日本語で物事を判断できるほうがよいと思います。

言語がどちらも中途半端になってしまうことが一番心配でした。


極めなくてもよい英語

英語力は中途半端でも十分だと思います。

少し納得できない考え方かもしれませんが、

日本に住む、または日本語がある程度通じる国にいる限り、

英語は極めなくても生活に不自由はしません。

通訳や翻訳者のようはプロの仕事でなければ、

ネット翻訳を使ったり、辞書を使ったり、

中級レベルでも生きていける。

 

好きか嫌いか、という分け方はおかしいかもしれません。

日本人に生まれ、日本で育ち、生活環境が日本語であれば日本語が嫌いだから話さなくてよいということではないですし、

第二言語を学びたいという気持ちがあるかないかだと思います。

英語ができると知ることができる世界は広がります。

ただ、必ずしも必須ではないということ。

 

長年、中級レベルを抜け出したのか抜け出せていないのか、

このレベルでいいのか、よくないのか、

という思いを持っていましたが、

他の方のそれほど英語は必要としなくても。。。と言う意見を聞くようになり、

勝間さんが発信している英語に関する動画を見て、

心の中でストンと何か落ち、気持ちが軽くなったような気がしています。

 



 

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