身近な人の成功を聴く
ここ数日、内向型の人の話について書いています。
書籍 「静かな人の戦略書」(著者ジル・チャン)の内容はとても共感できて、
毎日の自分の仕事にも役立つと思います。
何よりこの本の良さは、
- 世界に私と同じ内向型の性格を持つ人がたくさんいるのだと感じられること。
- 私がぶつかる壁は皆もぶつかっていること。
- それに対する対応策がちゃんとあること。
同時に、
世界的に有名な著者の体験は自分自身とは違う、
同じように内向型の性格を上手に利用して成功につながるのかな?
という思いもあります。
著者のジル・チャンを目標に突き進んでいくことも大事ですが、
息抜きとして、もっと身近な内向型の人の体験も聞きたいというのが、
正直な気持ちです。
先日、オンライン英会話の講師と初めて直接会うことができました。
今の講師はとても感じがよい女性で、いつもポジティブな意見を言ってくれます。
授業前のスモールトークでもいつも明るい話が多い。
社交的で活発な印象を持っていました。
彼女は陽のオーラを持つ素直な人なので、
見習いたいなと常に思えるほどとても素敵な人です。
コロナ禍以降、通っていた英語学校はクローズされ、
授業は全てオンラインになりました。
昔からいくつか英会話学校に通ったことがありますが、
講師とプライベートで連絡を取り合うことを禁じるスクールも多いため、
どんなに気の合う講師とも自分から個人の連絡先を交換しませんか?と
言ったことはありません。
今回は彼女から自国から帰国後、
私にお土産を渡したいので渡したいので会わない?と言ってくれました。
私は本当に嬉しくて、即、Yesの返事。
実際会うまでに3日とかかりませんでした。
カフェでコーヒーを飲みながらやっと会えたね~と
二人とも少し興奮気味話が止まりません。
彼女にお土産をたくさん頂いて、
私も彼女の婚約祝いを渡して、
旅行の話をしたり。
2,3時間話をしているうちに、彼女が英語の講師以外に
自分てビジネスを持っていることを話してくれました。
オンライン英会話スクールの講師以外に、
日本の都道府県の教育委員会に所属し派遣される公立小学校や中学で英語を教えている彼女。
それ以外に仕事を持っているとは知らなかった私は、ものすごくびっくりしました。
「どうして今まで言ってくれなかったの?」と聞くと、
「I' m shy.」と何度も言うのです。
これまでオンラインで話す中で、
職場でも周りに気を使ってしまうということは聞いたことがあり、
普段の彼女の話し方を見ていると意外だなあと感じたことが何度かあります。
学校の先生なのに人前で話すのは苦手とか。
私はジル・チャンの本を読んだばかりだったので、
あ、これが身近にいる内向型の人の成功なんだ、と気づきました。
大きなビジネスを持つことだけが成功ではない。
頭でわかっていても、あまりに自分の日常生活をかけ離れていて、
結びつかない。
でも彼女のように、
自分は内向型だと認め、外交型のフリはしない。
私には彼女は外交型と見えていたけれど、それは彼女の努力の結果だとわかりました。
ますます私自身も内向型の性格だからこその行動をしていかなきゃ、と
感じた日になったのです。
「静かな人の戦略書」の本に出会った日と、彼女に会えた日。
偶然にも同じ時期でした。
日ごろから、英語を日常生活に取り入れようとしてきたことが、
内向型の性格の乗り越え方のきっかけに結びつくとは思っていなかったので、
ひとつ、素敵な体験ができたと思える日になりました。