英語Life

ハマって英語をまなぶ  ~Giadaのクッキング~

「ハマっている」ことに英語を取り入れること。

英語を学びたいけど続かない。無理に時間を作る必要がある。

英会話スクール、テレビ音楽、留学、シャドーイング、ジャーナリング、英語で子育て、そして仕事で使う英語。

ハマれるものを新しく見つけるのではなく、ハマっていることを英語に置き変える。

 

 

Giada De Laurentiis

ジャーダ・デ・ラウレンティスさん、

もう15年以上彼女から英語もレシピもエネルギッシュなパワーももらっているのですが、

よくあるテレビから英語を勉強する方法です。

アメリカのシットコム「フレンズ」が英語学習に適していると有名ですね。

かなり前ですが、「ジャーダのおもてなしレシピ Giada at home」という番組を

偶然見たことがきっかけですっかりハマりました。

ジャーダはイタリア生まれのシェフでパリのコルドンブルーで料理を学び、

アメリカで活躍するフードスタイリストでありレストランオーナーでもあります。

番組では美人でオシャレなジャーダが30分で3品作るのですが、

とにかく私が魅せられたのは彼女の手際が良いこと。

サラダや前菜、メインのお肉料理、デザートと次々と作っていくジャーダと

開放感のある素敵なキッチン、憧れるふたつの大きな冷蔵庫。

包丁さばき、盛り付け、料理工程の合間にカウンターをサッと拭いたり、

思い切りよく野菜の端っこは捨てちゃう。

今では日本でもよく見かけるアイランドスタイルのキッチンカウンターも

見ていて楽しめる番組でした。

ジャーダの英語

アメリカンで明確な発音、そして早口。テンポがよく、聞いている私が元気になれる声のトーン。

番組に興味があるのは大前提だけど、

彼女の英語は私が心地よいという点がハマる一番のポイントだと思います。

ドラマや映画のように前後の話の背景がわからないと一部分聞いても、

それが簡単な単語であっても意味がつかめなかったということがよくありますが、

クッキングは動作を目で同時に追え、英語と同時に確認できるので意味をとらえやすいです。

使われている単語は簡単なものばかり。

毎朝30分、出勤前に見ていました。

クッキングによく使われる語句は日常の会話で使ったことがなかったものもあって、

「あ、これこう言うんだ」みたいなことがよくありました。

 

粉砂糖を上からパラパラとふる(sprinkle sugar powder)

鍋で温める、煮る(simmer)

弱めの中火で(mideum low heat)

これはちょっと横に置いといて。(set a side)

さあ、できたから食べましょ~!(let's dig in!)

簡単な単語なのに今まで使っていなかったものがたくさんあって、

聞き取れた時、

そのフレーズを実際に初めて自分が使えた時、

そのうち自然に使いこなせている時、

自信がどんどんついてくるのがわかる感覚が楽しかったです。

土日は放送していなかったので正確には毎日ではないけれど、

同じ人物の声をずっと継続して聞くことでイントネーション等、

真似をするようになりました。

私が話す英語は彼女から来ている部分も多いです。

毎朝のテレビだけでは物足りず録画して繰り返し見て楽しみ、

実際においしそうだなと思ったレシピは作って食べて。

日本で放送されていない分も見たいと思い、

アメリカからDVDを買い、本も買うという

英語の勉強というより趣味にお金をつぎ込んでしまった感じになりました。

当時はほぼジャーダになりきって外で話していました。

たぶん彼女のライフスタイルも含めて憧れていたんだと思います。



あれから15年

今はYoutubeがあるし、過去の番組も見れます。

昨年Giadaは新しい本を出版したこともあって、

よくテレビやポッドキャストで聞くことができました。

当時の番組はアメリカの本放送から数年遅れて日本へ入ってきたはずのものですが、

今はネットで探せば現在のジャーダがどんな番組にでいてるのかわかります。

「Simply Giada」 これもいつか見てみたいです。

 

スクリプトも簡単にネットで手に入るので彼女の声を聴いてはスクリプトを読む、

その繰り返し。全く苦にならない。

お風呂に入っている時か朝出勤前に20分、テレワークのブレイク中など、よく聞いています。

飽きることなく続いていることの一つです。

結局今でも好きなんですよね。彼女が。

ハマれるものは大事

ドラマ「フレンズ」はジャーダのようにハマれたか?と言うと、ハマることができませんでした。

海外ドラマは大好きなのでドラマとしてはほぼすべてのエピソードを見たけれど、

英語を生活に取り入れることによかったかという点では私にとってはそれほどでもなかった。

登場人物が多く、会話が早く、笑いのツボがわからない。

まず30分の各エピソードを字幕なしに見て、英語字幕で見て、スクリプトを繰り返し発音して。

正直とても時間がかかる。。。フルタイム勤務者にはツライ時間のやりくり。

毎日数時間つぎ込んで、2週間続いたかな、という程度になってしまいました。

今見ても、フレンズは聞き取れないところがあります。勉強不足といわれればそうだけれど、

好きの度合いがそうでもなかったという結果だと思います。

勿論好きでなくても学んでいることがたくさんあるけれど、

ジャーダのように番組が好き、彼女が好き、ライフスタイルが好き、ということから入ると、

単語一つとっても、どのシーンで覚えたのか今でも記憶がよみがえるのです。

 

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