たくさん英語を聞くことも大事だけれど、発音記号も最初に覚えてしまうとラク。
英語を話せるようになりたいと真剣に思い始めた10代後半、
TOEICで高得点を取れるような勉強もしていたけれど、
それよりも気に行った洋楽を聞いて自分で歌うことがとても楽しかったことを覚えています。
繰り返し繰り返し聞いて曲は覚えたのだから歌詞を見れば歌えると思うのに、
実際にチャレンジすると歌えない。
その時初めてリンキング(リエゾン)を知りました。
1つ目の単語の終わりと次の単語の初めの音をつなげて発音しないと歌えないのです。
特にアップテンポの歌は全く口がついて行かず、
曲はどんどん流れていくのに歌詞を目で追うだけ。
最初は口が固まってしまいますが、
何十回と繰り返し練習して歌えるようになることがとても楽しかったです。
発音記号をきちんと覚えようと意識したのもこの時です。
ちゃんと発音すれば歌えるようになるのが目からうろこで、とても不思議な感覚でした。
そして歌詞を見ないで歌えるようになったころ、
その歌を聞いて単語が聞き取れるようになりました。(とりあえずその曲だけ)
でも別の歌は聞き取れないので、またその新しい歌を毎日毎日歌えるように繰り返す。
聞き取れる単語のジャンルは偏るけれど、
この地味で一人楽しい趣味のような学びかたは後にとても役立ちました。
英語を学び始めた初心者は、ある時突然聞き取れるようになる、と聞いたことがあります。
私もそうでした。
それと同じように、さっきまで歌えなかったのに次に歌ったとき、
突然歌詞に追いついて口が動くようになるのです。
この時の興奮はうれしくて、楽しくて、練習してよかった!と心底思える瞬間ですね。
洋楽の選び方
好きな歌を見つけること。
適度のテンポのある曲であること。
(バラードも歌っていましたが、アップテンポのほうが練習としてはよかったです)
ラップ・ヒップホップな曲は選ばない。
発音はそれほどうまくなれなくても、英語で意志が通じればよいという考えもありますが、
自分が英語を話していて綺麗な発音に近づくと、それはそれで純粋に嬉しいと思えるようになりました。