ビジネス英語 内向的人間のはなし

静かな人の戦略書 著者ジル・チャン-Quiet Is a Superpower by Jill Chang-

ビジネスで内向型の人は不利?

先日、この本を知ってから、ずっと読んでいます。

Kindleで日本語訳を読み終え、Audibleで英語版を聞いています。

 

著者のジル・チャンは極度の内向型。

電話よりネットを使いたい。

人前で話すことに対して人一倍のとてつもない緊張が伴う。

パーソナルスペースが重要。

不意打ちは苦手。

新しい環境も苦手。

何事にも万全の準備が必要。

彼女の経験に基づいて、いくつもの内向型の特徴と

ビジネスへの影響がかかれています。

 

それらに対してどう向き合ってきたか、

どのように壁を乗り越えてきたのか。

ジルはスーザン・ケインについても本の中で触れていました。

 

外交型のフリをしなくてもよいし、

静かな人は野心的でもある。

傾聴力が高いことを活かす。

いつでもどこでも安心スペースを作る。

社交は戦略が全て。

人前で話すコツ。

内向型は実はリーダーに向いている。

 

数多くの対応策が書かれていて、

彼女の気持ちに共感しながら、

自分自身の性格と重ね合わせていく。

 

引き込まれて一気に読んでしまう本です。

 

ジルようにビジネスで成功したすごい人ではないけれど、

同じように内向型の性格の私は、グッと惹かれる内容でした。

昨日の記事にも内向型の性格と英語学習について書きましたが、

ここ数年、自分を変えなくてい、そのままで十分だよ、

という考え方がどんどん広がり始めました。

ビジネスでもプライベートでも内向的より外交的のほうが優れている、

という考えが抜けない人は今までたくさんいたと思います。

以前は

「家で一人で遊ぶよりも外でお友達と遊びなさい」

と言われてきたこともあったり、

数十年前でなくても今でさえ、

仕事では内向的より外交的のほうが優秀な人で仕事ができる、

という風潮の会社はあると思います。

 

日本人はおとなしい人が多く世界の人が全員外交的である、

とは理解していないけれど、

この本を読んでいると世界でも内向的な性格であるために、

苦労している人が多いことがわかります。

 

 

外交型の人は外からの刺激と社交によって元気になり、

内向型の人は一人でいることで元気になる。

内向型の人は考えることが得意。

全体を見渡し、

自分の位置付けを考えるチームプレーヤーとして優れている。

 

外交型か内向型か、というゼロか100かということはなく、

皆それぞれどちらか寄りな部分は持っているけれど、

内向型かな?と思う人には読んでほしい本です。

英語学習している人は是非英語版もどうぞ。

 



 

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