親子の会話は英語か日本語か
カナダでの親子留学時代、親子の会話は英語でした。
帰国後は暫くは英語のまま会話を続け、
その後完全に日本語になりました。
息子が成長し、大学生になったころ、
「これから数日英語で話してほしい」と言われることがありました。
海外旅行の前だったかなと思います。
カナダ生活は親の都合だったけれど、
その後は息子自身の意志で言語を選び、
24歳となった今はカナダで英語を使い働いています。
先週、日本時間朝5時に電話が鳴ったため飛び起きると息子からでした。
些細な用事だったけれど、息子がカナダへ旅立って以来2年、
初めての電話でした。
2年ぶりに聴いた声は依然と変わらず、
用事のついでに近況報告。
「英語力は伸びた?働けるのすごいね」と多少褒めつつ聞く私に、
「たぶん。何とか」と、息子。
英語話せてすごいねと言われて、
「いやいやそうでもないよ~」と答えるのではなく、
「うん、」と素直に答える姿に、
英語力よりも息子が自分に自信をつけていることが私は嬉しかったです。
後で夫に話すと、
「親バカ、バカ親?だな」
と言われる始末。
親子留学時代、帰国後の子供の言語に悩んだ年月なんて、
今思えば何でもない小さなことだったと悟っています。